【寄りすぎレビュー】ロレックス オイスターパーペチュアル 39 ダークロジウム 114300

寄りすぎレビュー

以前の記事に引き続き、ロレックスのオイパペについてもう少し寄って眺めてみる事にします。

以前の記事はこちらをご覧ください。

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文字盤

陰影のきいたダークロジウムダイアル。

寄りで眺めると、サンレイ仕上げがよくわかります。やはりダークロジウムとの相性は非常に良さそうです。

ブランドネームとモデル名は上からプリントしてあるようですので、立体感は殆どありません。

インデックス

12時に王冠、3時・6時・9時に夜光つきインデックス、残りはバーインデックスです。すべてアプライド。

バーインデックスは立体感があります。過去にレビューしたシャイノーラのゲイルでも同じようなバーインデックスが採用されていましたが、こちらはよりピシッと角が出ている印象です。もちろん価格が全然違いますから、当然とも言えますが…。

また、よく見るとケースサイドにROLEXROLEX…と刻印されているのが見えます。円周上にブランドネームを走らせるのは何となくブルガリブルガリを想起させるようですが、通常では見えないところに配するあたり、より芸が細かいですね。

  

夜光つきのインデックス。

スポーツモデルではないため、いわゆるクロマライトではないとのことです。個人的には夜光を使うシーンが無いため、全く気にならないポイントですが。白のアクセントが良く効いていますので、デザインとして考えればありだと思います。

  

12時位置の王冠。立体感はそれほどでもありませんが、存在感は十分です。 控えめなドレスモデルとはいえ、これがあるだけでロレックスと分かります。

よく見ると、ブルーのアワーマーカーもただの平板ではないんですね。

時針、分針ともにシンプルなバータイプです。

インデックスと同じく、こちらにも夜光がついています。

秒針も非常にシンプルな形状です。視認性には全く問題ありません。

これは余談ですが、 秒針半ばにあるちょっとした傷は新品購入時からあったものです。店頭ではまったく気づかなかったのですが、正規店という事で安心しきっていたのかもしれません。一応問い合わせたところ、返品あるいは交換に応じてくれるとのことでした。

結局大した傷でもありませんし、気づかなかった私が悪い事もありますので交換はしていませんが、細かいところで気になるところがある場合は、一度問い合わせてみると満足のゆく買い物ができるかもしれません。

クラスプとブレスレット

いわゆるシングルバックル(シングルロック式)のクラスプで、ここにももちろん王冠が鎮座。スポーツモデルのような凸型とは異なり、プレスされたように凹型になっています。ヘアライン仕上げが施されており、質実剛健と言った印象。

裏側はサテン仕上げで、特に目立つところはありません。

クラスプの内側部分は、光沢のある鏡面仕様になっています。いわゆる新型仕様ですね。これ以前はサテン仕様でした。

似た価格帯のIWCなどではこの辺までペルラージュ仕上げになっていたりしますが、このあたりはブランド側の方向性の違いでしょう。ロレックスの場合、ここにペルラージュを入れたりするのはデザイン的にくどくなってしまう感もありますし、これが正解のように思います。

ブレスレットもヘアライン仕上げです。

しっかり目の詰まった感のある、重量感のあるブレスレットです。あまりステンブレスの時計はつけないのですが、 それでもこの仕上がりはさすがと感じます。

ケースの厚みがかなりある事は以前の記事で触れましたが、その分ブレスレットにも重量があるので、装着感のバランスも結果的に良い印象です。

竜頭

ここにもおなじみの王冠。

ですが、竜頭に関して1点だけ気になるのが、時刻合わせの操作性がかなり重いということです。個体差なのかもしれませんが、その触り心地はまさしくグググッ…!といった感じです。少なくともこれまでレビューした中では圧倒的に硬く、初めは少し戸惑いました。

ただ日差が優秀だったため、あまりいじる必要が無いのも確かです。従って、操作性の良し悪しは度外視している可能性もありますね。

あるいは、私が普段いじっているのがこのあたりの時計だったりするので、感覚基準が厳しくなりすぎているだけかもしれませんが。 100m防水向けのねじ込み式リューズという事もあり、比較がなかなか難しい問題でもあります。

ムーブメント

Rolex Caliber 3132

出典: WatchBase.com
  • 駆動方式: 自動巻き (3針センターセコンド)
  • 直径: 30.97mm
  • 厚み: 5.87mm
  • 石数: 31
  • パワーリザーブ: 48h
  • 振動数: 28,800 A/h (4Hz)
  • 備考: ベースムーブはCal.3130、クロノメーター認証、ハック機能有り

ムーブメントは、デイトジャストやサブマリーナにも搭載されているCal. 3132です。Cal. 3130を基調ムーブとしています。

3針デイト無しのムーブメントとしてはやや厚めな印象ですが、薄さの美学よりも精度や頑強さを重視しているメーカーですので、構造的に無理のない厚みに仕上げられていると理解できます。クロノメーター認証を受けていることもあって、実際の日差も+3秒前後とかなり優秀でした。ハック機能(秒針停止機能)もついています。私は機械式時計にハック機能がついていると違和感を覚えてしまう性質なのですが、この辺は好き好きでしょうね。

ちなみにソリッドバックですのでその姿を拝むことはできませんが、いわゆる美観を愛でる類のムーブメントではないため、実害はないということでしょう。ローターなどはかなり簡素なものですし。ただ本音を言うと、写真で見るパラクロムヒゲゼンマイのブルーはなかなかに美しいので、ちょっと実物を眺めてみたくもあります。

後書

このオイパペに限らず、『ロレックス=実用時計』といった類の文言をしばしば目にしますが、かねてからこの表現にはわずかな違和感を感じています。もちろん日差の優秀さとか、故障の少なさとかいう点では間違いなく実用的ですし、それこそ数十年前は価格もお手頃だったのしょう。しかし今や最も安価なモデルでも50万円を下らない、高額な時計ブランドである事は確かです。

一般のサラリーマンの感覚からすると50万円は文字通り大金といえるでしょうし、クォーツベースでもっと多機能な時計がその何分の1の価格で買えてしまう時代に、実用時計と言い切るのはちょっと無理があるのでは?と感じてなりません。あとはそもそも、実用時計と端的に表現するには質感が勝ちすぎている気もします。(あるいはネームバリュー的な意味で実用的、という向きもあるかもしれませんが)

要するに紛れもなく高級時計の範疇なんだけれども、その枠組みの中ではやや実用向きの味付けや風情が感じられるよ、という事なんではないかと思うのです。そしてそういう意味合いであれば、このモデルはとてもバランスのとれた良機である、と感じる次第です。

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