【寄りすぎレビュー】フレデリックコンスタント クラシック スリムライン オートマティック FC-306MC4S36

寄りすぎレビュー

前回の記事から引き続き、フレデリックコンスタントのクラシックを寄りで眺めていきたいと思います。

前回の記事はこちらからどうぞ。

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ケース周り

ダブルステップのベゼルとコインエッジ。

やや掘りは浅めな感も無いではありませんが、それでも十二分に主張しています。ステップべセルとの切り替えが小気味よいです。また、オニオン型の竜頭はかなり立体的です。時刻合わせの操作性は平均的な重さですが、グリップ性の良さも一役買ってか不便さは感じません。

文字盤

まずは本機最大の特徴でもあるギョーシェ。

まず中心部分からソレイユ(放射状のギョーシェ彫り)が広がり、その外周にはクル・ド・パリ(ピラミッド状のギョーシェ彫り)が施されています。よく見ると間にミニッツトレイルがありますね。

更にその外周には同心円状のパターンが見えます。いわゆるレコード引きとか、コンセントリックとか言われている加工にあたるかと思います。よく見るとその外にも一列ギョーシェがあったりします。ギョーシェ一つ一つの立体感はやや浅めな感じがしますが、これだけバリエーションがあるので十分個性が感じられます。

中心部分のギョーシェ。彫りそのものは、それほど深くありません。

インデックス

インデックスはブラックのプリントのようです。

同心円状のギョーシェの上に載っかったような格好になっています。

ロゴはクル・ド・パリ装飾の上に土台を造って、その上にブラックのプリントが載っています。

6時位置のカレンダー。文字盤と同じくホワイト×ブラックで、全体の雰囲気を損なっていません。

特徴的なブレゲ針。時針と分針とで微妙にサークル部分の大きさが違います。普通に眺めると平板な黒い針に見えますが、拡大するとわずかに加工跡が見えます。分針の先と時針とで微妙に先端の加工が異なる気もしますが、これも拡大しなければ視認できません。

ベルト

ベルトはアリゲーター素材で、ラグ幅は20mmです。ケースサイズからすれば標準的なサイズです。

ムーブメント

Frederique Constant Caliber FC-306

  • 駆動方式: 自動巻き (2針デイト)
  • 直径: 25.6mm
  • 厚み: 3.6mm
  • 石数: 25
  • パワーリザーブ: 42h
  • 振動数: 28,800 A/h (4Hz)
  • 備考: ベースムーブはSelita SW300-1
テンプ部分。

Selita (セリタ) 製のSW300-1をベースにした、FC-306が搭載されています。SW300-1は3針デイトでパワーリザーブ38時間の仕様ですから、オリジナルから一部手直しされているようです。仕上げは極めて簡素で特筆すべき点はありませんが、ローターの色は結構鮮やかで目を惹かれます。

後書

角度によって青針に見えるのが興味深いです。

2016年にシチズンに買収され、同社のポートフォリオ上では高価格帯の位置づけにあるフレデリックコンスタント。同じ高価格帯にカンパノラも置かれています。デザインがブレゲに似ていることから色々と言われることもありますが、コテコテのクラシックをこの価格で愉しめるという点では唯一無二のような気もします。個人的にはもう少しケースサイズを落とした方が凝縮感が出て、バランスが良くなる気もしますが、そうすると本当に90年代頃のブレゲになってしまう気もしますので、これはこれで良いのかもしれません。何にせよ好印象の時計ですし、ブランド自体の今後の展開にも注視していきたいところです。

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